なぜか親が教えてくれない“学歴”がもたらす最大のメリット

親は子供に対して様々なことを教えてきますが、なぜか勉強の必要性や重要性について説明してくれる家庭は少ないです。きちんとした親を持っている子は、そこら辺のことをしっかりと教えられて育つのですが、いまだに日本の多くの家庭では、頭ごなしに「勉強しろ。勉強から逃げるな。」と子供に対して批判するか、あるいは子供を放任するかのどちらかが多いでしょう。

今回は、一体なぜ子供が勉強をして学歴を掴み取らなければいけないのか、社会人になってから知ることのできる学歴がもたらすメリット・恩恵について紹介していきます。

学歴によって生じる大きな生涯賃金の格差

人間は、子供時代に学校で勉強をし、大人になれば社会人となり、社会の歯車として会社でずっと働かなければなりません。定年を60歳とした場合でも、およそ40年もの期間を労働に費やすのです。その時、学歴が高い人と低い人では、生涯に渡り稼ぎ出すことのできる収入に大きな差が生まれます。

・学歴別の生涯賃金 男性
大卒・大学院卒:3億9700万円
高専・短大卒:3億1100万円
高卒:2億9000万円

・学歴別の生涯賃金 女性
大卒・大学院卒:2億9100万円
高専・短大卒:2億5400万円
高卒:2億1000万円

参考:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/dl/03.pdf

男性も女性も、高校卒業後に働きに出た人と、大学を卒業してから働きに出た人とでは、およそ1億円の差が生まれるのです。これだけ貰う給料の金額が違うと、まず、最低限、大卒という学歴は必須だと断言できるでしょう。世の中には、学歴なんて関係ないとおっしゃられる方もいますが、それはあくまでも、特別な才能を持った、ほんの一握りの人間の話に限ります。

また、中学卒業後に働きに出た人の生涯賃金は、厚生労働省のこのデータには記載すらされていませんでした。おそらく、高卒よりも相当低いのでしょうね。お金がすべてとは言いませんが、有意義な人生をおくる上でお金は多いに越したことはありません。

勉強を通じて知ることのできる「成果の出し方」

学校が教えてくれる勉強の内容は、将来、その子供がどんな仕事に就くのかということが分からないがために、様々な分野の知識が組み込まれています。人それぞれで歩む道が違いますから、大人になった時に直接、役に立たなければ意味がないという考え方は、実は間違っています。勉強は子供の可能性を大きく広げているのです。

それに、勉強は、なにも子供の時にしかしないことではありません。大人になってからも、会社で成果を出すために下積みをコツコツと積み重ねること、それを勉強と呼ぶこともできますし、何かの資格を取るために参考書を買って自宅で机に向かってお勉強をすることだってあります。

子供時代の勉強では、いかにして知識を吸収し、テストで点数を稼ぐか、という「努力の仕方」「成果の出し方」をハッキリと知ることができるのです。単純に、他の子たちよりも多くの時間をかければ、その分、テストの点数が増えるでしょう。また、他の子たちがしていないような勉強の工夫を試みることで、さらにテストの点数が増えるでしょう。

ただ授業を真面目に聞くだけでなく、家でも空いた時間に勉強に取り組んでみる。その時には、どのように勉強をすれば効率よく知識を覚えることができるのかを考えること。この流れがとても重要なのです。

頭の良い子供は、親に教えられなくても、勝手に自分に合った効率の良い勉強方法を編み出し、高い点数を取ることができますが、普通は親がしっかりしていなければ、中途半端に勉強と向き合い、遊ぶことばかりに目が行ってしまうでしょう。そんな子供は、一部を除き、学歴も低くなりがち。社会人になってからも中途半端で、仕事に対して効率や成果を考えたりはしません。

学歴はずっと人生に影響を与え続けます。

高校受験や大学受験を経て、最終的に誰もが社会人として会社で働くことを目指す時がやってきます。就職活動の際には、必ず学歴という文字が付き纏うことでしょう。たしかに、一部の人間は、大した学歴が無くとも大手の企業へ就職することは可能です。

しかし、実際のところは、レベルの高い企業ほど、学歴ごとに採用枠が決められており、学歴の高い人の採用枠は多く、学歴の低い人の採用枠は少なく設定されています。

つまり、学歴を持っている人の方が有利で、優遇されているのです。「より多くの努力をこなし、きちんと実績を出してきた人間をうちの企業に引き入れたい。」それは、誰もが思う当たり前の考えでしょう。

学歴による信頼感と空中戦

無事に採用されることになっても、入社後には学歴による派閥が存在したり、初対面の人間との空中戦を交えることもあります。大手企業では、複数の社員が協力して仕事へ取り組むことになった時、まず最初にその人の学歴を参考にし、その人の発言内容をどれだけ重視すべきなのかを定めるのです。

もちろん、一番重要視すべきなのは職務経歴なのですが、その次に、学歴という概念をいい歳こいたアラサーでも参考にします。自分より学歴の高い人の意見を優先し、低い人の意見はその程度と無意識のうちに決めてしまう・・・。これがどういう状況を招くのかと言えば、学歴の高い人の意見は通りやすく、学歴の低い人の意見は優先度が低いため評価されにくい、ということに。

このように、学歴によって会社の中でも有利不利が表れてきます。

人生の充実度は学習能力によって決まる

人間がAIを作る上でおこなっている基本的な勉強のさせ方をご存知でしょうか?AIは機械です。人間ではありませんから、容量に収まる情報であれば、いくらでも簡単に記憶することができます。そしてそこには膨大な量の検証結果が蓄積されています。

パターンAを試すことで成果Cを得ることができた。それでは、パターンBではどれだけの成果を収めることができるだろうか。実際に試してみた結果、パターンAと比べると、より多くの成果を収めることができた。しかし、それはなぜだろうか。両パターンの差異を比較して、成果が増大した理由を突きとめよう。そして、それを次の検証に活かそう。

AIはこれを物凄いスピードで、物凄い数を繰り返すことで、人間を超越した存在になりつつあります。

ですが、これらのことは、もともと人間が生きていく上でやってきた繰り返しの作業でもあるのです。「前回はこうやってみたから、今回はこうやってみよう。あれ、今回の方がすごいぞ。どうしてだろう?」これをしっかりと考えられる人は、比較的、正しい選択を取る機会が多くなるので、人間界の中でも有利な状況下へと置かれることが多いです。

しかし、人生で数多くの失敗をしてきた人たちは、これができていません。

ホームレスの人たちを見てください。勉強はつまらないからと言って逃げ続け、低賃金の労働環境に身を置き、やがてそれがストレスとなり、それを解消させるためにギャンブルへと手を出し、最終的にギャンブル依存症となって、全てを失った人がたくさんいるでしょう。

賢い人たちは、自分が培ってきた人生を客観的に判断し、何をどうすれば良いのかということをしっかりと考えています。取捨選択をおこない、自分がすべきことをきちんと弁えています。もともと、この学習能力は、子供時代に勉強と向き合うことで大きく成長します。もちろん、勉強以外にも影響を与える要因はたくさんありますが、やはり、勉強から逃げてきた人たちと比べると、向き合ってきた人たちの方が、裕福な人生をおくることができている割合が多いです。

なぜ、親は勉強の大切さや学歴の重要性を教えてくれないのか?

日本は海外とは違い、子供は学校で育ち社会に旅立つもの、という考え方がいまだに根付いていますよね。海外では、自分たちの子供に対する教育は、なるべく自分たちでやるように努力しているそうですが・・・

日本では「学校任せ」な風潮があり、そのため、放任主義という無責任な親の方針が許されている残念な国でもあります。

1つ目の理由:放任主義だから。無責任だから。

これは、私が実際に親から受けてきた教育方針でもあります。放任主義ということで、あれをやれ、これをやれ、とは言われませんでした。「好きなことを始めるといい。何か興味のあることはないか?」と言われたことはありましたが、当時、やりたいことが何も無かった子供の頃の私は、ただ困惑するばかりです。

突然、何かしたいことはないかと言われても、何も思い浮かびませんし、面倒なことを考えずに、適当に遊ぶ方が簡単で楽しかったです。勉強もあまり興味がありませんでした。他人の影響で、習い事を始めたこともありましたが、飽き性だった私は、半年も続かずに辞めてしまいました。

これを聞いて、どう思いますか? とても残念で中途半端な子供ですよね。親であれば、しっかりと子供と向き合い、固有の特徴を見つけ出して、その子に向いてそうな選択肢を提示し、興味を持たせるべきです。

私は、子供の人生は親次第でどうにでもなると考えています。子供の頃に受けた経験は、大きくなってもずっと尾を引きます。今まで大した努力もしてこなかった私は、社会人になってからとても苦労しました。精神的にも辛かったです。危うく道を踏み外してしまうところでした。

本来、親というのは、子供が独り立ちするその日まで、手取り足取りで、あらゆるものを教えるべきだと思います。それを、自分たちが疲れるからといって、学校任せにしたり、教えるべきである事柄を教えず、子供が問題を起こした時にだけ説教をするというのは、極めて無責任な行為であると断言できます。

2つ目の理由:知らないから。分からないから。

いくら親とはいえ、自分が知らないことは子供に対して教えることができません。どうして人は勉強をして社会の歯車にならなければいけないのか。即座に答えることができる親は限られています。また、そういったことを考えることから逃げてきた人は、自分が親になったとき、子供に対して何も伝えることができないでしょう。

学歴が無くても親にはなれます。最低限の生活はおくることができます。

しかし、本来、子供が得ることのできた充実した人生を、台無しにしているということを、忘れないでください。

自分たちの子供を生み出すのであれば、しっかりと最後まで責任を持って、子供のことを真剣に考えてください。なぜ学歴が重要なのかということを知らないのであれば、なぜ勉強が大切なのかということを知らないのであれば、きちんと調べてください。子供の教育に対して真摯に取り組むのは親の義務です。

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