空港で目の当たりにした幼い子供たちの勇姿に惚れた私は・・・

愛知県在住の30代主婦、吉井(仮)と申します。
現在は出産・育児のために退職して主婦業に専念していますが、27歳の時には異業種間での転職を経験しました。

その職業に就くためには何をどうしたら良いのかもわからない状態からの転職を実現させるために、どのような過程を辿り、どのような行動を起こしたのかをご紹介させて頂きたいと思います。私事ではありますが、何か参考になることがあれば嬉しいです。

空港でよく目にした子供たちの姿

中学・高校と英語が得意だった私は、短大の英語科を卒業し、某航空会社のグランドスタッフの職に就きました。航空券の予約・発券、搭乗手続きや手荷物受託の他、館内アナウンスや離発着便でお手伝いを必要とされるお客様のケアをすることが主な業務でした。

私が転職を考えだしたキッカケは、空港を利用する子ども達との出会いです。
多くの子ども達は家族と一緒に旅行や帰省をするため、目的地への期待感で無邪気にはしゃいでいたり、安心感から親の腕の中でぐっすりと眠っていたりする姿がみられました。

しかし、夏休みになると遠方で暮らす親戚や祖父母を訪ねるため、主に7~10歳の子ども一人か、時には兄弟・姉妹だけで飛行機を利用することがあります。出発空港では保護者一人が搭乗口まで付き添うことができますが、到着空港では降機した後、制限区域を抜けて荷物を取り、到着ロビーでお迎えの方を確認するまではグランドスタッフが付き添ってお世話をします。

数時間もの間、慣れない場所でたくさんの乗客に囲まれての移動は幼い子どもにとって感じることは多く、成長させてくれるものでもあります。私は、子ども達が緊張や不安と闘う姿や無事に到着した安堵感と達成感に満たされた表情を近くで見てきました。

そんな子ども達と関わっていくうちに、「子どもはどの時点でどのような発達を経て、何を感じ、何を習得していくのか」ということに興味を持つようになり、いつしか「保育士」になって子どもに携わる仕事をしたいという思いに変わっていきました。

出費覚悟で挑んでみたものの・・・

「そもそも保育士ってどうやってなるの?何を勉強すればいいの?」
私の転職活動はそこから始まりました。

もう一度大学や専門学校に通う時間もお金もなかった私には、国家試験である保育士試験に合格するしか道はありませんでした。

どのようなことを勉強すればいいのかさえもわからなかったので、手始めに参考書や問題集を購入しました。一次筆記試験は10科目(現在は9科目)。全ての科目に合格しなければ二次実技試験へと進むことはできません。合格率は10%前後。仕事を続けながらの受験勉強は効率も悪く自分には無理だと判断したため、年度末をもって退職しました。

一人での勉強はつまずくとモチベーションが下がり、甘えから勉強がおろそかになることもあります。分からないことを教えてくれる相手もいません。時々、自分の方向性が間違っていないかという不安や焦りがつきまといました。

その不安を払拭するために、参考書学習から実績のある大手の通信講座へと切り替えました。出費は増えましたがその甲斐あって、やみくもに勉強するのではなくポイントを絞って学習することができ、二次試験への対策や改正された法律の情報もすぐに得ることができました。会報誌では、試験合格者の学習法や実際に働いてみての感想なども読むことができ、学習法の見直しやモチベーション維持にも役立ちました。

午前中は受験勉強、夕方からはアルバイトをしながらの生活に切り替えて半年が過ぎたころに保育士試験がありました。合格するにはほど遠いレベルでしたが、試験会場の雰囲気や試験内容などを見てみたかったということもあり受験することに決めました。

結果はさんざんなものでしたが、たまたま隣に座っていた方と帰りのバスも一緒だったということもあって、どちらからともなく会話が始まりました。その方は保育園で保育補助として働きながら保育士を目指しているとのこと。お互いに情報交換をしているうちに、バスを降りる頃には私もその方の勤めている保育園で午前中のみ保育のお手伝いをすることができないかお願いしてもらえることになりました。

保育に関する知識も乏しく何の経験もなかった私は、無償で手伝うことを条件に、実際の保育現場を経験しながら子どもの発達に合わせてどのような援助を行っているのかを学ぶとても良い機会を得ることができました。

何年もの月日をかけた末に

それから、半年ほどが経って自信がついてきたため、地域の求人情報が載っているフリーペーパーを頼りに、保育補助として働くことができる保育園を探しました。慢性的な保育士不足とあって数年以内に保育士資格を取得することを条件に、採用してもらうことができました。

年齢に応じた言葉がけ、個人差への配慮、発達を促す生活習慣と遊び。実際に子ども達と接することで試験勉強をしていてもイメージがしやすくなりました。職場の園長先生の勧めでピアノ教室に通い、電子ピアノを購入して二次試験対策も行いました。

このようにして働きながら試験勉強を続け、3年目で保育士試験に合格
ようやく保育士として働くことができるようになりました。

その後は引っ越しや結婚で職場が変わったり、出産・育児でブランクを経て再就職したりもしましたが、保育士免許を取得したのでいつでも保育士として働くことができます。専門的な知識や技術の習得は自分自身の育児にも役立ちましたし、何より、やりがいを感じられる天職に出会えたと感じられるので、転職して本当に良かったなと実感しています。

私から読者の方へ

転職活動中に上手くいかないと焦りが出たり、モチベーションが下がったりとマイナスな方向に気持ちが傾きやすくなります。
そんな時は転職後の自分を想像し、未来の自分に近づくために足りないことを箇条書きにしてみるのもオススメです。

優先順位をつけることで自分のやるべきことが明確になり、転職活動を進めていく原動力となってくれますよ。

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