40代女の私が若い頃に数多の試練を乗り越えて年収600万へ

神奈川県在住の由利(仮)と申します。40代前半の氷河期世代です。

この記事では、氷河期に待遇の悪い会社に就職した私が、20代後半から30代前半までの3回の転職を経て、
満足のいく職場で働けるようになった経験をご紹介します。

氷河期の就職活動と年俸制

新卒での就職活動では、出版社に入りたいという希望がありました。しかし、出版業界は人気がある上に新卒の採用が少ない、狭き門。そのため、出版業界だけでなく、さまざまな業界で、約100社に応募しました。面接に進めたのは約30社。内定は2社でした。

入社を決めたのは、印刷会社のグループ企業である、取扱説明書(トリセツ)の制作会社でした。出版業界に近く、将来的に出版業界に移れるのでは、という目論見がありました。

実際に働いてみると、自分の仕事が形になるという点にやりがいを感じました。テクニカルライターとして育ててもらい、携帯電話(ガラケー)やカーナビの分厚いトリセツなどを手がけました。

仕事にやりがいはあるものの、新卒で入社して3か月後には年俸制に切り替わり、残業代や休日出勤手当は一切出ませんでした。ボーナスはありましたが、業績が悪いということで大幅にカットされることがたびたびでした。トリセツ制作は、常に厳しい納期に追われる仕事。残業や休日出勤、時には徹夜が当たり前のようにありました。それでも年収は300万。一緒に働いている派遣社員の方が給料が高い状況に、モチベーションがだんだんと下がってきました。

そして28歳、入社5年近くになったとき、仲の良かった同僚が次々に退職を決意したこともきっかけになり、会社を辞める決意をしました。次の会社は決めていませんでした。

フリーランスの経験

最初の会社を辞めてから、出版業界を目指そうかと思っているところに、最初の会社で同じ部署にいたフリーの編集者から、フリーで仕事をしないかという誘いが来ました。雑誌の編集や記事のライティングの仕事があるというので、その話を受けることにしました。

最初の会社で厳しい仕事をしたので、少し休みたいという気持ちもあり、趣味を楽しみながらしばらくフリーランサーとして、ちょこちょこ仕事をしました。

しかしフリーは不安定です。フリーになろうと思ったきっかけの雑誌の仕事は中止となってしまい、時々入る仕事の収入は微々たるものでした。だんだんと、定収入がある仕事の方がいいと思うようになりました。自己分析を進めた結果、経験のあるテクニカルライティングの分野で、納期に追われる下請けではなく、メーカーで働きたいと思うようになりました。

派遣社員という選択と失職

メーカーでテクニカルライターをやりたいと思っても、正社員の募集はなかなかありませんでした。メーカー系の派遣会社に登録したところ、中堅メーカーでの仕事を紹介されたので、派遣社員として働き始めました。手取りの見込みは前の会社とあまり変わりませんでしたので、正社員でなくなることにそれほど抵抗はありませんでした。

しかし、派遣社員は社員のアシスタントでしかなく、このままでいいのだろうか、という気持ちが常につきまといました。そして派遣社員となって1年後、男性の正社員を採用するからと、契約が終了することになりました。その話を派遣会社の担当者から聞いた時は、泣いてしまいました。そして派遣社員では二度と働きたくないと強く思いました。

正社員に復帰したものの

次の仕事を探して、たまたま、ある人材派遣会社のサイトを見ていたところ、その会社の正社員でテクニカルライターの募集がありました。応募したところ、内定を得ることができました。派遣社員から正社員にスムーズに転職できたのは、人材派遣会社だったからだと思っています。

入社すると、先輩の社員たちが次々と退職していき、入社2日目でいきなり実務を任されるなど、いろいろと厳しいことがありました。

ただ、仕事は好きでした。e-learningコンテンツの構成案や文章を作ったり、ヘルプデスクを担当したりといった業務は、やりがいのあるものでした。しかし、職場環境はだんだんと厳しくなっていき、隣の部署とのあつれきや上司との関係悪化などにより、強いストレスを感じる日々が続きました。

入社してまだ2年ほどで、32歳になっていたため、ここで辞めたら次の会社はすぐには見つからないのではないかと思い、しばらくは我慢しましたが、あまりにストレスが強いため、このままではつぶれるかもしれないと、また転職活動をすることにしました。

これで最後、と覚悟した転職

3回目の転職活動では、初めて人材紹介会社を利用しました。担当者に強調したのは、派遣社員で1年3か月、その次の正社員で約2年と、近年、短い期間で転職をしているけれども、本当は長く働きたいと思っている、ということでした。

転職回数が多いからと、書類選考で落ちた会社も何社かありましたが、それまでの経験を具体的に書いた職務経歴書を添付したことで、面接をしてもらえる回数が増えました。面接では、長く働きたいという気持ちをはっきりと示して、3社から内定を得ました。

3社の中で今の職場に決めたのは、財団法人であり、事業内容がしっかりして、安定していることでした。また、残業や休日出勤手当、ボーナスがしっかり出るなど、待遇面でも不満はありませんでした。

入団してからは、やはり厳しいことが色々とありました。トイレで泣いたことも何度かあります。本気で辞めようかと思ったこともあります。それでも、自分は転職回数が多く、年齢も30代半ばで、ここで短期間で辞めたら今度こそまともな職場はない、最低でも10年は辞めない、と歯を食いしばりました。

そして、2018年8月に入団10周年を迎えます。今の部署では人間関係も良く、年収は600万を超え、いい職場に出会えたと、心から思っています。ちなみに、今の職場は出版事業もやっており、将来、その部署に異動することができるかもしれません。

まとめ

今の職場で内定を得られたのは、最初の会社で5年近く働いたこと、会社を変わってもテクニカルライターとして10年ほどの経験を積んだこと、特に3社目の会社でインターネットに関わる仕事をしたことと、ヘルプデスクを経験したことが大きかったと思います。インターネット関連業務職の募集であり、電話のオペレーターとしても仕事をすることのある職場だからです。

そして、今までの会社をなぜ辞めたのか、面接官を納得させる理由を考えて、面接に臨みました。

転職活動の際には、具体的で筋の通った職務経歴書を書くこと、受ける会社と業界の研究を十分にすることが大切だと思います。そしてできれば、「自分はこれができる」と胸を張って言えるキャリアをアピールしてください。

皆様の転職活動の成功を、心より願っております。

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