運送業から女性が一人で生きていく為の選択

現在、作詞家活動及びライターをしております、埼玉県在住の吉浜と申します。45歳の女性です。
私は、全く結婚願望がなく、女性が一人で生きていく為には、何が必要なのかを、20歳半ばから考えておりました。

それまでは18歳から運送会社に勤め、現場事務・倉庫内作業・トラックドライバーとして働いていたのですが、60歳の定年まで運送業界で勤めるのは難しいとも感じていました。

転職までの経過

とある会社のトラックのドライバーをしている時に、何度か養護学校の送迎バスを見かける機会があり、以前から福祉関係に関心を持っていた私は、福祉業界に転職することに考えが至りました。

もちろん、周囲には福祉関係の方はいなかったので、自身で専門学校を探しました。その時は、介護職よりも身体に負担の掛からない相談員としての業務を目指しておりました。そして、何よりも手に職を持つ事が強みであると感じ、資格を持つことにより、初めて業務に従事することができると感じました。

都心にある福祉専門学校を見つけ、説明会に出向き、専門学校と京都府にある4年制の通信大学が抱合せである事を知り、その学校に行くことを決意しました。その時点で私は、24歳でしたので、社会人枠として無試験で入学することが出来ました。
そして、学業を優先させるために、会社も退職いたしました。

入学前は、専門学校は専門学校での授業を行うと思っていたのですが、実際はそうではなく、大学へ提出するレポートの補佐的授業が主でした。また、私より5つも年下の現役の生徒さん達は、真剣な感じで授業に取り組んでいるという感じが全くしませんでした。自分で学費も出さず、大学にも入れず、何となく専門学校にたどり着いたという印象の方が、強かったように思えました。

そこで、私なりの考えで、実質の在籍期間は1年間でしたが、夏のスクーリングを終えてから、専門学校は退学し、通信制の大学1本に絞りました。いくら通信大学とはいえ、学費は掛かります。私は、フルタイムのアルバイトを見つけて、働きながら単位取得の計画を入念に立てて、4年間で卒業することを目標とし、レポート提出・学科試験・スクーリング・実習をこなして、社会福祉主事任用資格と社会福祉士受験資格を取得し、無事に卒業出来ました。

振り返ってみれば、この時が生涯で一番勉強した時だったかもしれません。また、スクーリングで出会った人達との交流が深まり、充実した日々の連続だと思いました。自身のやりたい事の為に勉学に励むことは決して、無駄ではなく、とても有意義で贅沢な時間だったと思います。

念願の医療相談員に

そして、その半年後には念願の医療相談員の職に就くことができました。もちろん、学校で教えてもらった事は、ほんの基礎的な知識であり、実際とのギャップがありましたが、4年間で卒業できたことが私にとっては大きな自信へと繋がり、何があっても「どうにかなる」という確信が持てたことは、とても良いことだったと思います。

勤めた病院では、運送業から怖い人が来る。との噂も広がっていたらしく、最初の頃は、遠巻きに見られていましたが、私もその当時は28歳になっていましたし、大人としての応対もできましたので、誤解は直ぐに解けたようです。

それ以降は、特別養護老人ホームでの介護職や、知的障害者更生施設の生活指導員として、興味のある施設には転職しましたが、相談員も介護職員も生活指導員も、全てが今の私の身になっていると感じます。それぞれの施設で、考えさせられることも多々ありましたし、私自身のスキルアップにも素晴らしい経験をさせてもらったと思います。

それからは、住環境コーディネーター2級・福祉用具専門相談員・普通救命講習・介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)と資格を取り続け、以前から欲しかったフォークリフトの資格も取得しました。

これだけ、資格を持っていると、まず就職先に困ることはありません。介護職員であれば、必ずと言っていい程100%の確率で採用していただけます。また、福祉だけでなく、運送業でもフォークリフト運転免許を所持していることから、こちらも100%採用していただけます。
どちらにせよ、運送業でも、福祉関係でも、就職の選択肢が増えたことには、違いありません。
これらを自由に選択できることは、不景気に左右されない強さがあります。

現在は、37歳で結婚し、体調を崩して自宅療養をしておりますが、15歳から書いている作詞を再開し、現在はプロとして仕事してます。そして、大学の時のレポートが役に立っているのか、ライターという仕事にも就くことが出来ました。今までやってきた事に一つのムダも無いという事を教えられた思いがします。

私の心を動かした、私の大切な人の言葉を書き添えます。
「国を動かしてるのも人間、法律を作っているのも人間、同じ人間なのだから、やって出来ない事はない」と、私の背中を押してくれました。

【転職へのアドバイス】
・目標を定めて、勇気を出して第一歩を踏み出すことです。
・人の意見に惑わされず、自分自身で考え、決定し、行動することです。
・自分自身を向上させる為に必要なことは、努力を怠ってはいけません。
・強い気持ちと正確な計画の元に、無理なく実行できるものを選びましょう。
・一年や二年と変わらない気持ちが継続するならば、挑戦すべきです。
・自分自身の為の投資と思って、思い切りが必要です。

まとめ

スクーリングを受けていて、いつも思っていたことがあります。
それは、「この時間は今この瞬間しかない」ということ。

自分の興味がない授業だとしても、社会人になってから仕事以外で、「生徒として授業を受ける機会がない」と、いうことです。
そう思うと、その授業時間がとても愛おしく感じられます。とても純粋な気持ちになれるのです。
それを充実感と呼んで良いのか分りませんが、とても素敵な時間を過ごせたと感謝しています。

これらを踏み台として、人間的にも、仕事的にもステップアップできるのならば、本当に無駄な事は一つもないのです。
全てがあって、今の私がいます。
転職をしたくても、勇気がない人・年齢的なもので躊躇する人・自信がない人等など、いらっしゃると思います。

しかし、実際やってみないと判らない事はたくさんあります。
自分の可能性を自身で潰してしまうのは、大変もったいない話です。行き当たりばったりでも、もがいても、前に進まなければ何も始まりません。自身の可能性をもっと信じてください。皆様のご活躍をお祈りして、終わりにさせて頂きます。

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